Audax Kinki

AUDAX KINKI(オダックス近畿)は、BREVET(ブルベ)を愛する自転車乗りが集まって誕生しました。今後も公式ブルベをボランティアで開催していきます。

スタート 2018年7月28日6:00~PC1(葛城山 木碑)28日7:57

スタートからしばらくは市街地のため、ストップ&ゴーを繰り返しながら
徐々に都会から山間部へ。川沿いの県道62号の緩やかなのぼりをを突き進むと
犬鳴温泉街が見えてきます。
いよいよここからSR600紀伊山地の世界遺産がスタート、まず目指すのは葛城山。
序盤は渓流沿いの緩やかな道ながら、中盤以降は勾配のきついのぼりが続きます。
上り始めて10キロ少々、粉川ハイランドパークに到着。ここからの景観は抜群。
紀泉の山々を一望することができます。※試走した日は雨天につき、霧で景色が見えず。
程なくして最初のPC1、葛城山に到着です。

~PC2(金峰神社_修行門鳥居前)28日11:26

葛城山をダイナミックにダウンヒルしたあと(路面悪い箇所があるので注意)、
オダックス近畿ブルべの定番である紀ノ川沿いを東へ進みます。
吉野のふもとの町を過ぎて、いよいよ吉野山への登坂開始。
後醍醐天皇を祭る吉野神宮、吉野の参道、金峯山寺を抜けて金峰神社修行門鳥居前へ
到着です。

~PC3(吉野熊野源流文化圏)14:10
吉野山を一気にダウンヒルして、国道169号線へ。近畿の屋根と言われる
大台ケ原山系を眺めながら紀伊半島南部を目指します。多少のアップダウンは
あるものの山間部の国道なので気持ちよく飛ばすことができます。程なくして
PC3へ到着。

~PC4(七色発電所概要 看板)16:15
PC3を出たあとも快走路は続く。池原ダム沿いを走り抜けて熊野エリアへ。
熊野からもさらに走りやすい道は続き、七色ダムへ到着。

~PC5(玉置山展望台 世界遺産 大峰奥駈(おくがけ)道 石碑)28日18:38
ここからは今回のハイライトとも言える区間です。
七色ダムを過ぎて、瀞峡沿いを走ります。この日は雨だったことから
川面には靄がかかりなんとも幻想的。さらには厳かな奇岩壁が連なる
渓谷美に圧倒されます。国道169号線から林道へと入り、いよいよ
玉置山への上りが開始。14キロほどのぼりますが、後半にかけて
斜度がきつくなり、なかなかハード。途中にある名水でのどの渇きを
癒し、体をクールダウンしてまた上っていきます。
最高点付近玉置山展望台では雄大で神秘的な紀伊山地の風景を
見ることができました。

~PC6(熊野本宮大社)28日19:56
玉置山をダイナミックにダウンヒル後、十津川温泉郷へ。
国道168号からは平坦基調の道を走り、熊野三山のひとつ、熊野本宮大社へ。
このころは雨脚がかなりつよかったこともあり、ただ黙々と走りました。

~PC7(熊野速玉大社)29日10:20
熊野本宮大社を後にし、新宮市外を目指します。
30キロほど走ると市街地へ。コンビニ、飲食店、ビジネスホテルなどが
あるため、大休憩を取るにはこのあたりがよいでしょう。
この日は牛丼のすきやで夕飯を取ったあとホテルにチェックインして
台風をやり過ごしながら、ホテルで睡眠。(台風通過待ちで9時間滞在)
翌朝、ホテルから1キロほどで熊野速玉大社へ到着。熊野三山の二つ目です。

~PC8(熊野那智大社 参道入口)12:02
熊野速玉大社を後にし、20キロほど南紀の海沿いを快走。
勝浦市外地から、那智山をめざして、緩やかなのぼりをこなします。
熊野古道のモニュメントのひとつ、大門坂を越えて、次に目に飛び込んでくるのが
那智の滝。路上からでもわかる雄大な滝に思わず目を奪われます。
そこから程なくして、熊野那智大社に到着。

~PC9(熊野参詣道 小雲取越 大雲取越 看板)・PC10(近露王子跡)29日18:49
那智大社を後にし、しばし山間部のアップダウンが続きます。
道中、2箇所ほど棚田があり、日本の原風景に目を奪われます。
その後は杉林の林道区間に入りますが、決していいとはいえない
路面状況ながらも不思議に楽しく走れます。
168号線~県道241号線を走って川湯温泉へ。
そこから国道311号線のアップダウンこなして、近露王子(PC10)へ到着。

~PC11(ごまさんスカイタワー)29日23:27
近露王子を後にし、夜間走行開始。
国道311号~国道371号~山間部の県道を経由して国道371号龍神街道へ。
暗闇の龍神街道を黙々と突き進み、徐々に標高が上がっていき、
高野龍神スカイラインへ。ここから本格的なのぼりが開始。
気温もぐんぐんさがり、雨と風があいまってかなりの消耗戦。
標高800m付近からウインドブレーカーを着用して走り続けます。
程なくして標高1280m、護摩山スカイタワーに到着。
龍神村からここまで一台も車に遭遇することがありませんでした。
地形的に吹きっさらしのため、風と雨の影響をもろに受け、
夏とは思えない寒さ。磐石の防寒体制をとって下山していきます。

~PC12(熊野参詣道 小辺路 看板)30日1:06
このまま高野龍神スカイラインをまっすぐ走って高野山へいきたい
ものですが、野迫川村を経由します。標高が下がるとさすがに風と雨も
おさまり、体も温まり始めます。黙々とアップダウンをこなしながら
やっとPCへ到着。

~PC13(高野山 金剛峯寺)30日3:12
PCを後にした後も山間部のアップダウンは続き、ところどころ勾配の
きつい区間も。夜間走行ということもあり、なにも見えないので
次のPCまでの残り距離をカウントしながらもくもくと漕ぎ続けます。
やっと国道371号線へ合流したあたりで安堵。ここから一気に下って
高野山市街へ。総本山である金剛峰寺で写真をとったあと、
一目散でコンビニへ立ち寄りがっつりと補給。

~PC14(マリーナシティホテル)30日6:21
がっつりと補給したことにより、少々眠気が来てしまい、
花園をすぎたあたりで5分ほど仮眠。しばらくすると夜も明け、
くだり基調の道を一気に走りぬいてマリーナシティへ。

~PC15(休暇村 紀州加太)30日7:40
ここからは和歌山ブルベ定番の道を走ります。
きれいな虹がかかっていました。海沿いの道を淡々と
走っているうちに完走を確信して最終PCに近づきますが
さすがSR600ただでは終わらせてくれません、約800mですが
激坂が最終関門として残されていました。

~ゴール(ファミリーマート泉佐野 りんくう店)30日10:50
ここからは和歌山~泉南エリアの昔ながらの海沿いの道を
淡々と走り、ゴールへ到着、52時間50分の試走となりました。